皆さま、こんにちは。今年初めての投稿です。今年もよろしくお願いいたします。
年末に広島かなわ水産さんの記事が紹介されたためか、初めて私のブログで一番人気の記事がこちらになりました。水産高校と水産業応援ブログとして初めて趣旨を全うできたです。今までずっと子供の停学の記事でしたんで・・・
初めてブログの掲載のうち水産系の話が最多アクセスとなりました。それまでは子供が高校で停学くらった話でした。https://t.co/oxB8jG6d3q
— てすてっど(testedquality) (@testedquality) 2019年1月12日
この牡蠣本当に美味しかったなあ。二子玉川までいくのが大変なんだけどまた食べたい。
さて、オリンピック東京でやるのやらないという話になっているJOCの不正問題、はともかく、それに伴っての水産加工品の調達問題がある話を昔書きました。
海のエコラベルと言われる「MSC認証」を取得している水産物をつかうことをリオ、ロンドンのオリンピックでは掲げていたのですが、今回どうするんだろうという話でした。こちらですが、日本ではMSCやることができないので国内独自の規格MEL「マリンエコラベル」を取得したものを使うと決めたようです。
豊洲市場が上記記事を書いたころに開設延期になりましたが、この豊洲市場衛生についての規格「HACCP」に則る施設なんですね。昔ながらの市場的な使い方はできない施設です。
MSC認証認証には衛生面での基準もあるため、豊洲市場に移動することは海外向け出荷に必須なことだったのです。しかし水産省はMSC認証と別のMELマリンエコラベルにてオリンピックの調達をすることを決定しております。内容比較は依然行っておりまして、正直これだと環境への負荷ちゃんと見てますか?と不安になる内容となってます。
2015年からもう4年近くたち、2019年の今、水産資源管理が壊滅的にっていることが一般に広まってきたことは、想定してなかった良いことだと思っております。ウナギの絶滅危機やヤクザのしのぎになっているなども知られるようになり関心が広まっているからこそ「サカナとヤクザ」がここまで売れていると思ってます。もちろん圧倒的に鈴木智彦さんの取材と文筆のすばらしさなんですけどね!
さてMELを作ったのは「MSC認証は金がかかるのに売り上げに全く影響しないからもっと楽に取得できるように」というのが関係者の意見でした。しかし、先行して積極的に進めたイオンがMSC認証について今年インタビューを受けて売り上げなどを公表しております。
「水産資源をサステナブルな再生資源として」 イオンリテール × MSC(海洋管理協議会):Social Good な企業とその取り組み #25|コラム|メンバーズ
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MSC認証で売り上げが上がっている。海外ではないと売れない。この状況でMSC認証を拒否する国内水産業は矛盾している。ジリ貧なのに。同じ店頭で同じように販売して消費者選択してんだよー。
2019/01/09 14:14
イオンと言えば国内で最初にMSC認証水産品を取り扱ってきた大手スーパー。パンガシウスなどをウナギの代わりに広めたりしてきました。
そんなイオンさんがMSCについて「対応した商品扱って売り上げアップしている」という話が上記記事に出てきます。なんで売り上げ上がっているかというと「水産物が管理されているから十分大きい水産物が販売されている。だから利用者がおいしいので選択。値段も国内産と変わらないし。」とのこと。
実際に2018年からの国内MSC取得が増えているそうなんで、水産管理が売り上げに直結することがもっと広まるといいなと思います。