こんにちは。雨が降るとぼんやりするからだなので梅雨は好きですが、仕事には向きません。大変忙しいのでそんなこと言ってられないのですが。雨どいの音とか最高に安らぐのです。ただ毎年集中豪雨が発生するようになったので、できる限り雨を楽しめるようなそんなのんびりできるような梅雨であってほしいです。
さて今回はこのニュースを取り上げます。土用の丑の日を控えてイオンがこのような取り組みを開始しました。
イオン、ウナギ代替にサケのかば焼き 「丑の日」控え :日本経済新聞
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おいしいけど特定日に食べる必要がもうないのでは?
2019/06/03 15:54
イオンは夏に需要が高まるウナギの代替品としてサケのかば焼きを提案する。サバやナマズといった既存品と合わせて代替品の売り上げを伸ばす。ウナギは世界的に絶滅が危惧されており、資源の確保が課題になっている。環境対策を進めつつ「土用の丑の日」など需要の高まりに対応する。
正式記事はこちら。画像で引用します。
https://www.aeonretail.jp/pdf/190603R_1.pdf
国内大手で水産資源と環境保護に熱心なイオンさん。2017年には以下のようなパンガシウスを代用として宣伝してたりしました。
そのイオンさんが今年はサケを代用として宣伝。これ、常にサケ取り扱ってるんですから目新しいとか滋養とか関係なく「もうウナギ食べなくていいんじゃない」という宣伝ですよね。
また国内初の稚魚の出自がわかるウナギの発売もすごい挑戦的というか多方面に喧嘩を正面切って売った状態。なぜならウナギについては稚魚の8割以上が違法だという結果も最近出ていますので、いわば反社会的組織に資金提供していることになってしまっている場合が非常に多いのです。このあたりは私のブログでも取り上げた水産業と反社の関係を調べた鈴木智彦さん著書「サカナとヤクザ」という本も読んでいただきたい。単純に読み物として最高に面白く、クライムノベルかと一瞬勘違いします。
昔山口リーダーが鉄腕ダッシュでうなぎを多摩川で釣ってかば焼きにしていましたが、そんな感じで丁寧に天然を食べるくらいでないと無理な状況である前提で、ウナギ屋さんで食べると、違法ウナギに合わずに済むのではと思ったりします。
このブログでウナギの問題を取り上げたのは2013年。それから6年関係者各位の努力でここまで問題が知られてきたこと、本当に感謝しております。私も少しでも協力できることをやっていきます。