2018/08/18 追記:文字サイズががたついた点を修正。あわせて今回の移動図を厚狭駅以後で追加。
前回山口に行くと宣言してましたが、福岡への帰省の際、山口観光行ってまいりました。
今回は個人面談とか、謹慎とか、そういう気兼ねなしに観光したい!あとは大津緑洋高校の写真を撮りたい!という2点に特化して旅をしてきました。とはいえ山口に必要な車やバイクはないので、公共機関での旅です。実家経由なので福岡から行きました。
当初山口横断二泊三日を予定していたため、今年お得な周遊券である「やまぐち幕末ISHINきっぷ」を購入しておりました。ほんとISHIN押し強すぎる。萩までの往復なら1泊でも元が取れます。新山口からのバスがフリー区間に入ってます。
しかし、旅行直前西日本豪雨が発生しました。岩国~呉など各所復旧してない時期でもあり、代行バスが混雑しているツイートが多くみられました。これより観光に来てほしいという地元の方のお気持ちはわかりつつも、移動は車でないと無理と判断。
チケットはキャンセルすると1800円手数料がかかりますので、そのまま使って「湯谷湾温泉ホテル楊貴館」をメインとした、長門市美祢市中心プランで観光してきました。
早朝6時からの新幹線(周遊券は博多からなので博多南は別料金です)はキティ新幹線。2018年7月から走っているのだとか。営業は博多駅以後ですが特別車両をみることはできます。幸先がよい!
新幹線こだま号で厚狭(あさ)駅下車。ここから美祢(みね)線経由で最初の目的地美祢駅へ。本日は子供の夏休みレポートのため秋芳洞で鍾乳洞が目的。単純に降りたことないからという理由で美祢駅を選択しましたが、新幹線新山口駅発のバスも数多いのでお勧め。乗車時間も一緒です。
降りた美祢駅思った以上に駅前なにもなかったです。多分幹線道道路沿いにお店があるタイプですね。ザッツ車社会。ここからコミュニティバスで40分秋吉台の観光交流センターなのですが、サンデン交通便だともう少し早い。ただしコミュニティバスは200円と格安です。
コミュニティバスは美祢線の隣駅になる於福(おふく)駅を経由していく為時間がかかります。乗っていると、途中複数の山の上部が削れているのが見えます。セメントの採掘場で美祢市の一大産業です。宇部セメントなどで調べると出てくるかと。
秋吉台観光交流センター到着。交流センター内とてもきれいで冷房がありがたい!この日37度ありましたので本当に助かりました。トイレやバス時刻表、観光案内の方もおられます。ソファーもあり快適。
さてここから100m程度歩くと秋芳洞入り口。100mでさっきの灼熱と別世界。温度計が30度となってました。入場料を払った場所にある案内図からすると途中の秋吉台まで700mです。
入り口に到着。涼しかったのは中からの冷気によるもの。リアルダンジョン入り口に子供が興奮。ほれぼれする美しさです。
中から冷気が煙のように白く噴き出してきます。進むと思った以上に暗く足元が濡れています。というか水滴が随時落ちてくる。サンダルヒールは避けたほうがよさげです。暗いため私の携帯カメラだとうまく撮影は無理でしたが。が美しさに興奮して色々撮ってました。
テンション上がった二人で気を付けつつ鍾乳洞の中を歩いていくと、ついにテーブル状の見たかったやつが。
これ写真だと比較対象がないんですが、この場所ちょっとした小学校の体育館くらい広いんですよ。こんなんが自然にできたの?偶然?すごいなあ。天井からの鍾乳石たち、2cm延びるのにに500年かかるんだそうで。一体いつからこの状態なのか。
本当にずっとこの形のまま太古から続いている場所なのですね。
途中の階段とかこれ上がったら絶対ラスボスじゃんと子供と笑って秋吉台へのエレベータだーとか言ってましたら・・・
あったあったーエレベーター。興奮して700mあっという間です。そのまま進んだのですが・・・
え?ここ出口?まじで?別に案内する人いませんが改札形式。
これ壊れて戻れなくなるやつじゃないの?ここ研究所でPルート確定なんじゃないの?すごくUndertale風。
でもちゃんと地上にでましたよ。しかし、安心したのもつかの間、先ほどの暑さ37度が襲います!そこからさらに坂道が。歩いて10分ほど登りきると目的地秋吉台です。
朝6時に家をでて4時間、10時くらいに到着しました。ぼつぼつ緑から見えているのはカルスト台地。この下は石灰岩の一枚岩なのだとか。だから秋吉台の石は全部で1個が正解なんだとか。ここまでの道、本当にに急なのです。山ですので仕方ないんですが、秋芳洞内も足元悪く歩くので、疲れていた子供やお年を召した方々が辛そうでした。そのような方はタクシーを使って観光したほうがいいですね。出入り口で呼び出しできるようになってます。乗り合いタクシーは本数が少ないので使い方を確認必要です。
そして先ほどのサイクルステーション、秋吉台展望台前にもありました。アイスクリームやジェラートが食べられる!アイスコーヒーで一休みです。
いい景色を眺めつつ、戻り方を考えましたが・・・あれ?先ほどの時刻表だとタクシー12時近くまでありません。これはもしや帰り道戻るしかないのか?!朝早くおなかが空いてきましたが、ここは軽食のみで近くの売店でポテトなどくらい。5分くらい歩くとホテルにて食事ができるのですが11時からで断念。そして帰りのバスを一覧掲載してくれている秋吉台HPで確認したのですが、さらにここで美祢線に戻れるバスが11:45しかないことがわかりました。もう一つは12:15長門市まで直接続くバス。先ほど美祢駅前の時刻表にあった下関からの長距離路線バスです。
ただし長門市まで1時間40分。ごはんなしで乗るのはつらい。何よりとにかく交流センターに戻らないとバスには乗れません。先ほどのタクシー呼ぶか悩んだのですが料金が書いてなくて不安だったので、急いできた道、つまり鍾乳洞の中を戻ることにしました。幸い時間は1時間半くらいあります。
先ほどの坂を今後はぐんぐん下ってあの怖いエレベーター前に来たところで、タクシーを発見。近づいたら送迎後の空車タクシーです。急いで近づいて値段を聞いたら1000円くらいとのことで渡りに船とばかりに乗せてもらいました。
よく見たら乗り場には料金表が掲載されてました。実はこの秋吉台の各乗り場、きちんと料金表が掲載されていてぼったくり防止かつ安心。写真はは交流センター前にて。先ほどの展望台往復で2000円と良心的です。よく見ると交流センターから美祢駅は4500円なのでここはコミュニティバスは逃せない。
タクシーのおかげで休憩時間ができました。駅前の食堂でオムライスを注文。ザッツオムライスで子供は大喜び。私は自家製梅ジュース。河童の伝説があるというのでお店の方に勧められるまま話のパンフ(メニューの裏だった)を読みました。「いい話じゃん」
その後コミュニティバスと長門市行きのバス、どちらにするか子供と相談。子供曰く「バスより電車がいい」乗り物強くないもんね。
ただ電車の場合美祢線は2時まで次がありません。つまり11:45のバスに乗って12:30くらいに駅についたあと1時間30分待つ必要があります。美祢駅の駅前はなにもないし、駅もクーラーないから座って待つのもかなりきついはず。歩き回るのにも37度超えは厳しい。
そこで朝のコミュニティバスの路線を思い出しました。途中に寄った於福駅前。実は駅横に道の駅があり食事処も日帰り温泉もあります。ここなら1時間半過ごせるはず。ということでコミュニティバスに乗り込んで於福駅まで移動しました。
そして到着、ステーション・おふく。於福町交流センターです。思った以上に綺麗で整っている、立派な観光施設です。
入るとカフェと名産品物販の場所。横のスタンドは地元特産品によるジェラート。
足湯あるけどさすがに暑すぎて利用者はおらず。
温泉施設もあります。本当は入りたいが食事が優先。
食事処に到着してやっと一息。ここでなら1時間半待てそうです。メニューが地元の名産らしいのですが安くておいしそうなのです。
私は食事をします。子供はドリンクバーだけ注文。平日だったのでワンコインランチ!卵かけご飯のほうを頼みました。
これが大正解でしたよ!たまご美味しかった!おかずのアカモクもよい。
ということで、ここからは電車まち。そこで、私子供を店で待たせてバスから見えた気になる建物にいくことにしました。距離は道の駅から500m37度の中歩きました。
見えないですか?近づいてみます。こちら。
生外郎。なまういろう。私子供の入学式で山口に来た際に生外郎に出会ってから本当に大好きなんです。でバスから見えた看板に私のおいしいものアンテナが反応。お店のなまえは「おほげつ」
正直公共機関で来る店ではないのですよね。広い駐車場が人気を物語ります。お店に駆け込んで早速購入。
お店の方に「バスからみかけてきました」と伝えたらびっくりされました。そりゃそうだ。お店は20年前からここにのみだとのこと。生外郎はもともと日持ちがしないのですが、こちらのは常温1日から2日。保冷バックにいれてジュースと一緒に実家まで持ち帰ることにしました。場所などは以下をご参照ください。夕方売り切れるとのことなのでご注意を!
実は実家のお土産にするまでは大丈夫だったのですが、保存するときは冷凍庫といわれてそのまま実家の冷凍庫に置いてきてしまいました。この夏一番の失敗な気がします。
ということで時間があっという間に過ぎて於福駅に移動。無人駅です。周りは山に囲まれていますし、駅も待合室はクーラーなし。駅の一部がすでに地域交流センターとなっていて、ちょうど作品を作っておられました。
そうだ!ジオパークですよ。自販機もないので道の駅から購入してきてよかった
保冷バックにジュースと一緒に生外郎で万全。時刻どおり到着した14:07発長門市行に乗り込みました。
ということで次回は山陰本線伊上駅からホテルのお話を書かせてください。
追記:今回の移動経路は以下のようになります。