こんにちは。GWも変わらず近所と家で過ごす予定のてすてっどです。
水産高校の皆さんは実習をしたりで忙しいですよね。でも最近は学校に関係者以外はなかなか近づけない場合も多かったりします。学校説明会もオンライン開催だったりしますもんね。
ということで、もっと水産高校のことを知りたい方のために、今回は水産高校に関連した本をご紹介します。全部私の本棚からの紹介です。買いやすいようにAmazonのリンクを張ってみました。
海洋高校生たちのまちおこし
こちらは当ブログで何度も取り上げております新潟県立海洋高等学校さんの先生が執筆された本です。
新潟県立海洋高等学校(新潟県/糸魚川市) ホーム (nein.ed.jp)
高校での実習の様子や、産学官連携による水産加工販売社団法人能水商店の設立経緯など興味深い話がたくさん書かれています。日本にお金の問題を解決しながら高校生が働く場所が、それも水産加工業で出来ると思ってなかったので知ったとき大変驚きました。あと文章も非常に素晴らしいのです。個人的には、三重県立相可高等学校の高校生レストラン見学の下りがぐっと来ます。
水産高校での日常が写真なども多く掲載して解説されていて非常に読みやすいです。
魚で、まちづくり!大分臼杵市が取り組んだ3年間の軌跡
こちらは大分県臼杵市が取り組んだ地域振興施策をまとめたもの。著者は大分県庁の方で、この活動促進を担当されていました。現在は大島商船高等学校の准教授となられたうえで、引き続き臼杵市の水産振興に取り組まれています。
この本の中では大分県立海洋科学高等学校(2017年津久見高等学校海洋科学校から名称変更)がたびたび出てきます。昨年私もふるさと納税で臼杵市から取り寄せしたなあ。
地域振興が目的のため、水産高校以外の話もたくさん出てきます。魚にかかわる仕事の幅広さを把握できますので、進路を見据えた水産高校への進学を考えるに良い本です。
それゆけ、水産高校! 驚きの学校生活と被災の記録
こちらは執筆当時宮城県立水産高等学校の先生だった方が執筆された本です。執筆されたのが2012年。前年の東日本大震災を経た学校現場の被災の記録としても非常に重要な記録だと思っています。
島国のオキテ
皆さん7月15日は何の日かご存じですか? 実は「内航船の日」です。なな、いち、ごーーです。
この内航船の日。日本国内を航行する船、内航船のことをもっと国内の皆さんに知ってもらうために、内航船の船員さんや内航船を応援する皆さんによって活動が進められております。公式ツイッターはこちら。
7月15日内航船の日まであと3カ月
— 「なインコ」内航船の日 WATCH (@naiko_715) 2021年4月15日
#内航船の日 https://t.co/pWQi8Ejfa4
公式サイトは「全日本内航船員の会」です。
水産高校から専攻科に進んで船員になる進路を望んでいる場合には、ぜひこちらのサイトや本を読んでいただきたいと思います。日本の物流の7割は船で運ばれているため、内航船は重要にかかわらず、常に人手不足の状態です。
構造的な問題を解決していきたいと思う多くの方によって、このような活動が続けられている意味を一度認識したうえで進路を検討すべきと思います。
ということで、今回は水産高校に関連した本のご紹介でした。ではまた次回!