こんにちは。伊豆諸島への台風による大雨が続いてますね。皆様はご無事でしょうか?
埼玉は雨が数日続いているので、私は久方ぶりのコインランドリー通いをしておりました。最近ランドリーにカフェが併設されたので、待ち時間をコーヒー飲みつつ勉強してます。朝から空いてて便利なうえお洒落な店内。ちなみに勉強と言っても中学高校レベルの英語でして、手紙の書き方に特化した教材です。英語にも丁寧語とか言いまわしがあるのを全く忘れていて暗記が弱い身には大変ですが面白いです。
そんな雨の週末「羽田市場」さんから注文していた水産物が届きました。羽田市場さんは先日水産系スタートアップとして紹介した企業で、現在は卸やレストラン以外にオンラインでの小売販売を行っております。
今回の注文は「ACS認証済み国内養殖銀鮭」と「鹿児島県甑島にて漁師さんが加工した刺身きびなご」の2品。特にきびなごのお刺身本当に楽しみにしていたんです。もともと福岡出身で実家ではよく刺身や空揚げで食べていたこともありますが(関東ではめったに魚売り場で見かけません)ある記事を1年ほど前に読んでいたから。
マーケティングのお手本のような素晴らしい洞察力。この記事から1年越しで羽田市場取り寄せにて本日食べたけど50年で初めての味。20尾790円は関東でも高いのですが旨さが全く違う!また買います。 / “競争をやめたら、生活も魚も守られた。30年前から続く「漁師の約束」 | …” https://t.co/Jjy7z5S5fa
— てすてっど(testedquality) (@testedquality) 2020年10月10日
甑島は鹿児島県内だと西側の海に位置する離島。そこで30年にわたってきびなご漁の自主管理をしてきたという記事は、国内での乱獲による魚の減少にあえぐ各地の状況を知っていた私にはまるでおとぎ話のように感じられました。
この記事に出てくる日笠山さんが経営されているのが「日笠山水産」さん。このページの「漁師の約束」を引用させていただきます。
この内容、30年前から継続的に積み上げて今のかたちになったそうですが、世界的な水産資源保護認証であるMSC認証(Marin Stewardship Council)やASC認証(Aquaculture Stewardship Council)の基本理念と変わらないです。
いきなりMSCやASCを取り上げてしまいましたが、認証についての説明は現在国内最大手の認証製品取り扱い業者であるイオンさんの説明ページを引用致します。こちらがわかりやすいかと。
すでにMSC,ASC認証は世界的に共通認証となっており、オリンピックでの水産加工品提供でリオのオリンピックから必須になっていました。とはいえ、東京オリンピックではそのままでは多くの国内水産物の提供ができなくなるためマリンエコラベルもOKという措置が取られました。この辺り詳細は別の記事にまとめております。
ということで早速解凍。流水で数分で食べられるようになります。保水シートの上に整然と並んでます。美しい透明な身。父親が釣ってくると母親が「捌くのが小さくて面倒なのよ」とぼやいてたのを思い出します。ここまで綺麗なの見たことない。
せっかくなので一緒に届いた株式会社マルキンさんのASC認証取得養殖銀鮭「銀王」も刺身にしてしまいます。半身で届いたので半分を小分け、半分は少し解凍してスライスします。銀王なんですがすでに骨も皮も取り除いてありますし、冷凍なんで寄生虫の心配もなし、全部漬けにして明日にも楽しみます。残りは冷凍して週末ムニエルか鍋で!
ということでどーん!
我が家にもっとよい皿があれば皿から透ける柄とかできたんですが、唯一のたち吉でご勘弁を。これだけ重ねても皿が透けるきびなご見たことない。
で、夕飯に出したところ家族が無言で二つを食べ続けてました。大層美味しかったとのことです。調べたところ、甑島がある「鹿児島県薩摩川内市」のふるさと納税で「きびなご」扱っているようですよ。一度お試しください!(これが日笠山さんのいうところの食べた人が宣伝するってことか・・・)