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testedqualityの(県外の水産高校受験)の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

新年子供に会ったら、船乗りさんや漁業の収入を調べることになりました。

あけましておめでとうございます。昨年末会社納めをした日から風邪で寝込んでしまいました。やっと治ったら大晦日で慌てて支度をしました。大晦日の生鮮食料品売り場って戦場ですよね・・・でも紅白の星野源と椎名林檎を見れたのでよかった。特に椎名林檎は圧巻でした。何も言わずに一度解散した東京事変のメンバーでの演奏。映像もすごかったのでたまりませんでした。「好きなときに再結成とか簡単にすればいいのよ。又やりたくなったらやればいい」って林檎ちゃんが5人に言ってるような気がしました。

さて、正月の朝水産高校を出た子供が、我が家にふらっとやってきました。一人暮らしをしているのですが地元の友人と年越しをしたようです。雑煮やおせちを出しながら話をしました。そこで学校や高校の同級生の状況なども聞いてみました。

子供は専門学校なのですが数学が必須学科にあるらしく苦戦しているとのこと。すべての学科が必須の学校ですので、取得できないと卒業ができません。工業系の数学は要するに理系な分野ですね。水産高校によっては工業数学やSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に力を入れている学科もありますが、それでも普通科の理系の勉強からすると不足しがち。子供の高校の学科からすると、圧倒的にいま必要な知識に数学が足りてない状況ですね。頑張っても基礎がないところには積みあがらないんです。数学は。ということで、数学については数年かかることが前提で「頑張れ」ってことになりました。高校の子供の担任が物理で同じようなことになった話を思い出したのかもしれません。

testedquality.hatenablog.com

 「留年したら自分で払え」と旦那がいうと「そのときは学校でバイト紹介してもらう、じゃなかったら学校やめて貨物船のるわ」と返事。つい私が「船って同級生?」と聞くと「みんなすんげー稼いでるし。最悪友達の漁船手伝う。人足りないって」

その会話に旦那が「そんなに稼げないだろ」と疑いの様子。(旦那さんは私のブログや水産業などには興味が一切ございません)

うーん。とっさに思ったのは貨物ならまあ人手不足でそれなりに稼げるだろうなと。バイトするのか仕事に就くのかはともかくどれくらい収入があるんでしょう?

ということで子供に手土産という名の食べ物一式を持たせて送ったあと、改めて調べましたよ給与状況。

 

内容紹介<船員労働統計調査>

こちら国土交通省が発表している「船員労働統計調査」は船に乗る人たちの労働状況調査。最新統計表は他の調査とあわせて

最新統計表

から確認可能。現在平成27年度分が公開中。一般&特殊と漁船で分かれてます。

http://www.mlit.go.jp/k-toukei/05/labour01/index.pdf

一般&特殊の給与平均が487,823円。これに日当や手当は別。別途こちらの船員さんが書かれている状況などはあると思いますが高齢化などで人手不足が常に続いている内航外航の船員さんとかはコンスタントに稼げる職種と言っていいでしょう。この方のブログで船員さんの生活が書かれてますのでぜひご一読を!

http://kouhanin.hatenablog.com

一方漁船の統計表

http://www.mlit.go.jp/k-toukei/05/labour03/index.pdf

は統計をみると、歩合と基本の2つで給与を表現しています。取れない時には給与に反映できないということですね。概要のところをみると849隻中258隻は全歩合給。34パーセント。取れないと給与が全くでない。それから基本給との併合でも思った以上に歩合の割合が高い!

それから給与詳細がでているんですが、これの平均は意味があまりないかも。

国土交通省/最新の船員労働統計(二号)(Excel形式)

こちらの第二表第2表 専業船の漁業種類別、都道府県別、用途別、報酬の支払形態別従業状態及び持代(歩)数1.0の乗組員(固定給制は甲板部員)1人1箇月平均報酬額をみてたんですが、「かじき」と「クジラ」と「いか」と違いすぎる・・・「底引き」と「小型捕鯨」とか。ということを踏まえて各行みてると

「儲かっている人たちもいそうだけど上下の幅が広いぞ」って感じですね。子供が話した給与をもらって稼ぐ点においてはなんとかできそうですが、船員になるほうがよさそう・・・船舶免許だけですのでできることは限られますけどね(^^;;

あと、もうひとつ考えるべき点があります。統計で出ている漁船はあくまでも船を持ち給与を支払っている船での話。個人経営(同一世帯の家族を含む)での漁業はもっと収入が少なくなります。東京海洋大学の勝川先生がYahoo!ニュースに掲載されたショッキングなタイトルのこちらをご覧いただきたいと思います。

bylines.news.yahoo.co.jp

この中で「年間の漁労所得が225万円」という記載がありますが、ここでは家族は無償労働となってます。家族への給与はない。よって最初の統計の対象外なわけです。さらに家族の労働を賃金換算すると「317万円」となってしまい、収入からすれば「92万」の赤字になるのが平均・・・かなり過酷です。

最近見ていた「逃げるは恥だが役に立つ」の中で出てきた「家族だから共同経営責任者である」という考え方で見るべきなのでしょうか?「やりがい搾取」ではないと思いたいですが・・・「家族だから無償は当たり前」では人手不足の今もう成り立たないはずなのです。

ということで、子供の収入を気にしていたはずが漁業の未来を考える新年となりました。こんな感じで今年も水産高校や水産業のことを調べたり考えたりして、応援できればと思います。