こんにちは。8月から台風が続いて各地で被害が相次いでますね。皆様大丈夫でしょうか?個人的には見ている「あまちゃん」の再放送が終わり近くなのですが、ちょうどあまちゃんハウスという観光施設ができたばかりの久慈市が大きな被害をうけたのでショックなんです。
いまちょうどあまちゃんの大将のライダー姿を見てるのです・・・大将のようにいくよ!行くよ! https://t.co/OVFLlhCf4I
— testedquality (@testedquality) 2016年8月31日
今年の目標は久慈市に行くことだったのですが、まだ片付けしているだろうしもう少し後にします。ボランティアには行けないので募金とかできることをしたいと思います。あと北海道は農作物がほんとに被害大きくてねえ・・・特に玉ねぎは春以降佐賀が病気の影響で出荷できなくて高値が続いていたところで(普通に関東で大玉100円とかですよ)北海道も出荷できないとなって厳しいですね。
さて、最近は築地市場の移転問題が大きなニュースになってます。このニュースで賛成反対はまだ決めかねるのですが、プロジェクトとして炎上させている状況に責任を取る人がいないってのが一番いやだと思う次第。きっと数十年の計画の間、何人も責任者がいて問題を先送りにしてきたのだと思います。その人たちは今回の騒動をどう見ているのだろうなと。築地の価値や、水産業の未来や、普通に食の安全とかをすべて当事者意識を持ってなかっとしか言いようがない。いまから改めて仕切り直ししても、過去の経緯だけはきちんと洗い出していただきたいと思います。
そしてもう一つ個人的なニュースはヒラメのニュース。9月1日、東京電力福島第一原子力発電所に面した海にて、事故以降5年ぶりにヒラメ漁が解禁されました。
9月に解禁されたばかりの常磐ヒラメ。
— ぴぽ@11/26あんこう鍋オフ会開催 (@fishing_pippo) 2016年9月4日
常磐ヒラメの旬はこれから!とばかりに今回のうみラボは完全にヒラメをロックオンしての調査となりました。参加者の皆さんには「五年休んだ福島の漁業資源」を体感してもらえる釣果に。
(画像は途中経過 pic.twitter.com/HIpzYUpFcK
ほんと大きなヒラメ!他の魚でも事故後の休漁を経て昨年から再開していたりするのですが、これがどこも大きな魚になっていることが報告済み(うみラボさんはその調査を行ってきている方々です)。日本国内で漁獲制限が大きな効果があると示せた例が、事故であることは皮肉な結果でもありますが、でも大きな発見でもあるのです。
このニュースをみて同じ週に福岡にて行われたクロマグロの国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の結果を思い出しました。
食卓のマグロに逆風も 資源管理で国際会議 :日本経済新聞
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マグロもウナギもサバも一番食べているのは日本なので二本で制限しない限りどうしようもないのですが。ほんと子供とか若者とか未来のことは置いてきぼりの水産庁だな。
2016/08/30 21:18
こちらでは結局日本が非常に緩い制限値をだしてきたことで、日米間で妥結できず終わってしまいました。
アメリカの代表団のバリー氏「日本の緊急制限措置の提案はクロマグロを守るのに十分なものではなく、資源の枯渇を予防できない。措置の発動条件はもっと有効なものであるべきで日本側にはもっと厳しい内容で提案してもらいたい」https://t.co/TMKu5yYcTM
— 勝川 俊雄 (@katukawa) 2016年9月2日
勝川先生が沿岸漁業者へ水産庁が説明会をした際のツイートが流れてきています。
先日、国内の漁業者向けの会議で、水産庁がクロマグロ緊急ルールの説明をしたのだけど、沿岸漁業者からは「緊急ルールなんかじゃなくて、魚が減らないように規制をしろ」とか、「まともな規制をしないでマグロがいなくなったら、誰が責任を取るんだ」といった意見が相次いだそうです。
— 勝川 俊雄 (@katukawa) 2016年9月3日
このマグロの沿岸漁業者の方々は、福島沖のヒラメの様子をみて、悔しいだろうなと思います。できることをしないまま、絶滅を眺めていたくはないはずなのですが。5年待たざるを得なかった福島の漁師さんたちが笑顔になっている様子をみてそう思った次第です。
いまだ福島の食べ物は放射能があるとかいう方も多数おられますが、ほとんどの食べ物が自主検査され、いま放射能でもそれ以外でも一番安全な食べ物を出荷しているのが福島県であります。ぜひ一度福島のヒラメ食べてみたいです。いや大きいから一尾は万を超えるので買いきれないもんで・・・刺身からでいいですか