こんにちは。毎日長文で申し訳ないです。読んでくださって本当にありがとうございます。
こうして、忘れないうちにと受験体験記を書き続けているのですが、終わりましたら受験の間で俄然興味がわきました「日本の水産業」についてサイトや本などの紹介を行っていく予定です。早くそこにたどり着けるようにがんばっていきます。
さて、我が家は12月に入り、推薦入学や期末試験の準備をする子供をみつつ、親は入試手続を先生と続けておりました。困ったことは多々ありました。忙しすぎて時系列を忘れたので箇条書きで。
- 「逆算したらお送りした書類を明日までに戻してもらえないと手続きが間に合わない」との連絡が中学校経由で届く。仕事を早退して、中学校で直接先生と共同で書類作成することに。たまたま早退できましたが、普段なら間に合わなかったです。特定郵便局まで持ち込み速達で対応しました。いや、県からお送りいただいた書類普通郵便でなんと5日かかってました。受験シーズンは、普通郵便は時間がよめません。送付の際は速達をおすすめします。
- 「高校から、県外受験生についての条件の再確認がありました。連絡ください」との先生からの留守電が。聞くと「県の方が『県外受験生はクラスに1名までのルールがあるので水産高校は原則2名となります。それはご存知ですか?』との電話をもらいました。しってらっしゃいましたか?」・・・いや知らないですよ!その文書どこにあるのぉ! ただ、このときにはもう推薦入試を受けることにしていたので子供に「推薦入学で合格するしかないでしょう。一般にしてなくてよかったじゃん。」と告げて腹をくくることに。だって推薦入学で県外生がいたら、その時点で枠埋まってるってことで受験する意味ないことに。(実際には原則なんで学校裁量での合格もあるそうですが、そんなに頭よくないしねえ)
- 書類に県の収入証紙を張る欄が。入試手数料の支払いが収入証紙でした。これは県内でしか販売してません(各県そうだと思います)11月の学校見学で買ってなかったのでどうやって手に入れるか悩むことに。県に相談したところ、販売所に直接相談してほしいとのご返事。販売所を一つづつ電話したところ「現金書留と返送用封筒をいれていただけければ、お送りしますよ」と言っていただけたところがありました。「でも明日までしか販売所やってませんから、明日届かないと送付が年明けになります」あーお役所だから仕事納めですね・・・それでは、書類提出が1週間も遅れてしまいます。時間がないので、また急いで郵便局から現金書留を送りました。
書きあげてみたのですが、結構いろいろありましたね。しかし、つらくなったら
「三重の寮がなかったことに比べたらなんてことないよね~」
と考えることにwwww。そう思えば、なんでもどうでもいいような気がしてくるのでした。
これらのもろもろは、県外受験特有のことで、普通に試験をうけていればまったく問題にもならないようなことです。だから、正直あまり簡単に県外の公立受験はお勧めできません。県外受験はハンディキャップがあっても、そんなもんだと思うタフさも必要だなと思います。
そして最大のハンディキャップ。それは試験を受けるための移動です。
受験当日朝から長門市にいるためには、どうしても前泊が必要でした。受験シーズンの冬場は雪や嵐で飛行機の移動は欠航はよくあること。そして、前日欠航されたら、朝一番の飛行機でも試験時間に間に合わないため、そのまま受験を棄権することになってしまいます。
親はついていくことが難しい。それに、ずっと考えていたのです。わざわざ望んで県外受験する子に親ついてきたら・・・
「私が試験官なら、そんなんで学校やっていけるのかっておもっちゃうなあ」
案内してくださった先生達の顔が浮かびました。受験票と一緒に高校からは受験生向け旅館があっせんされました。なんと受験生向け割引付き。
そこで覚悟をきめて一人で受験にいってもらうことを決定しました。ただし受験前後は福岡の祖父母宅から移動して体調と天候の影響を最小限にするように。それでも祖父母宅から片道4時間の旅です。
飛行機や列車のチケット、それから宿泊費に受験道具に制服をこのために買ったトランクにつめこんで。特技披露のための木刀をもった子供と羽田まで一緒に。
これから3泊4日の旅すべてが彼の試験のような気がしました。無口でめんどうなことが嫌いなくせに、子供がここまで面倒なことをしても受験しようとしている事実に、空港でちょっと泣きそうになりながら笑顔で見送りました。