こんにちは。関東南部今日は冬がきました。こたつが数日前から入っていたのですが今日は本格稼働。さっき椎名林檎さんの「正しい街」を絶叫しながら聞いてました。大好きですが福岡の曲の認識が全くなかった福岡出身者です。室見川が当たり前すぎた。
さて前回の続き東京海洋大学の学祭の話続きです。
前回雲鷹丸に初対面したところからですね。船の横は運河ですぐに東京湾につながるトンネル。この先にカッター船などがあるようです。というか首都高くぐって海に行くんですね。上は空港へ続く高速道路です。モノレールも走っているのをみると都会だと感じます。
さてもう一回戻ろうとした横のプールでは水泳部が釣り堀をやってます。どうやらニジマスをさばいてくれるらしい。本当にさばいた魚が干されています。
今日はさかなクンのイベントがあるため、本当に小さい子が多いので、ここも子供が沢山います。学祭ってあまり小さい子がいるイメージないんですが、これはすでに縁日レベルの混雑です。どうやらもうすぐイベントが始まるらしく、人の流れがステージに。そこを狙って今度は校内常設博物館「東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム」へ移動しました。
こちら入場料などはなく、名前を書けば入場可能。子供と入り口のタカアシガニですでに盛り上がってしまいます。
こちら歴代の練習船模型や長期航海で捕獲した動物鳥類や魚介類のはく製ホルマリン漬けなどが多数展示。いや動物はく製が凄いんですよ。あと海産物扱いになるであろう昆布とか缶詰、昔の漁具とか生活密着のものも多くて、確かに保管蓄積を行っている博物館としてとても真っ当。
中華料理原材料って??と思ったけど干しなまことかフカヒレか。
漁法は模型で再現。これは最近鉄腕ダッシュでみた気がする。
まさかの牡蠣筏まであるよ。海の中だと見えないですよね。
ワンフロアが結構広いんで沢山人はいるものの、見るのはゆっくり。そしてこれ無料とはすばらしい。あとここにも鯨骨格標本。
ミンククジラってもっと小さいと思ってたんですよね。
ということで出口に到着。透明標本が展示されておりました(販売だったかな?)
さて外に出るとさかなクンのイベントが始まっており、中央のイベント会場付近は大混雑というか身動き取れません。最終的に裏側をぐるっと大きく回っていたらステージ裏に到着。そしてさかなクンの後ろ姿が!ちなみに手に持っているのは太刀魚です。保冷ケースからどんどんサカナが出てきて、子供が名前を当てて盛り上がる会場。会場内が笑顔であふれていて、これは眩しいくらいのエネルギーです。
大学がこれだけ小さい子を受け入れて、かつみんなで盛り上がるのは何より子供たちに「勉強は楽しいもんだ!」という力強いメッセージになってます。
幸せ具合にこっちまで笑顔になりつつ、帰り間際休もうとしたら、そこは乳幼児向けの休憩所でした。ベビーカーと小さい子の声であふれていたんですがそこは、授乳・オムツ替えスペース『ペンギンルーム』運営者は「女性研究者支援機構室」でした。
入り口に掲示されていたのは看板とこの行動宣言。
会場でこの掲示をみたとき、Twitterで見かける女性の船乗りさんのことを思い出しました。海の仕事はは歴史上男性が圧倒的に多い職業なのですが、その代表である東京海洋大学だからこそ、男女平等であることを明示的に示す必要があるのかな?と思いました。
その後調べると、専用のWebサイトもありました。
ペンギンルームはてっきり学祭の為と思ってましたが、通常運営されている施設なんだ!素晴らしい!自分が育児中に会社でトイレで搾乳しててみじめだなと思ったんですよね。あと貧血でトイレで寝てしまったりもあるんで、こういうの本当にいいことです。
女子学生へのキャリアセミナーや女性研究者へのサポーター制度なども実施中。ごめんなさい全くこんな活動を知らずにいたこと。本当に素晴らしい活動です。どうしても女性が学問、それも理系や男性が多い職業を選択するときの障害は本当に多いし、結婚した後のXXあるべき論とかあるんで大変ですもんね。
正直もし自分が東京に住んでいたとしたら、大学ここ選んできたとおもいます。船とかロボットとか中学時代作りたくて高専の機械化第一希望してたのです。ぜひぜひ勉強したい女性が勉強したいだけできる時代でいてほしい。もっともっと。
ということですっかり東京海洋大学のファンになって帰宅しました。しっかり夜は買った「うおぽん」で鍋を食べました。美味しかった!!