みなさまこんにちは。最近下の子供の授業で親への手紙というのがあったのですが一人ずつ自分の夢や親への感謝を読み上げる中、自分の子供から
「お母さんが忙しいのは知ってます。でもさすがの私もさみしいです。」
という一文をもらって撃沈しました。そうです仕事にかまけてすまなかったよ。orzその手紙をいま家に飾ってます。 今年は町内会役員もPTA役員もやるのでプライベートもいそがしいのですが、すこしは子供とすごせるようにがむばるです。
さて、本日は福井県小浜水産高校についてニュースを見かけたので紹介します。
100年の伝統どう継承 来月、若狭高に統合される小浜水産高:話題を追って:日刊県民福井から:中日新聞(CHUNICHI Web)
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福井県の小浜水産高校は来年度から若狭高校に統合されます。
2015/02/28 00:20
福井県立小浜水産高校が最後の卒業生を送り出し、来年度から若狭高校に統合されるとのこと。小浜水産高校は今年秋の水産ニュースでも紹介しました。若狭高校は東京大学と海洋教育促進拠点として提携をされていることでも存じております。
水産高校の役割は海洋科学科にすでにひきつがれていますが、船員を育てるための遠洋航海実習など無くなり、学校案内を見る限り研究や進学が主体になるようです。 小型実習船はありますから近海で漁業には対応できるとは思いますが、いままでの水産高校のカリキュラムのように実務に近い部分は減っています。
記事では漁師になるという最後の学年になる生徒さんのインタビューがありました。子供が通う大津緑洋高校も息子が入学した時に山口水産高校の最後の生徒さんが卒業でした。生徒自体が減っている現在、水産高校単体で教育する場を保持するのは難しいのが現状でありますので、水産高校が他の高校と合併するのはもう仕方ないと思います。本当に子供は地方にいないのです。学校を維持することが難しいのです。
この新聞記事では「少子化での高校再編は分かる。でもね、第1次産業を教える学校がなくなってもいいのかなとも思う」と卒業生の意見が書かれています。実際には教えないわけではないのですが、本当に水産庁とかが本気なら通産省の船員養成の各種学校のように漁師養成学校のようなところを作ればいいとおもうのですよ。各県の水産高校にはあくまでも都道府県の管轄ですもん。
結局水産業の後継者不足とか、資源管理の話をなかなかすすめられないとか、水産業の未来とかを考えて、今後どうするかって点を水産資源が豊富な(過去の話になりつつある)を隠れ蓑にして問題を後回しにして稼げるうちに、あとは知らない、って考えている人が主流だってことなんだと思います。
でも、3年前からしたら確実にニュースに水産業のネガティブな情報が多く流れていると思いますし、関係ない人でも目に触れる機会は増えている。なにより水産高校の生徒たちは高校全体の0.3%かもしれないけれどそこには未来があるんですもん。水産高校の学科としての閉校はないですからね。HPを見たり、ググったりするたび、どこの学校でも熱心な様子に感動します。そんな生徒さん達が希望が持てる未来を創るのは大人の役目だと思うので、少しでもできることをしていきたいです。はい。