こんにちは。最近TSUTAYAなどレンタルショップが漫画本の貸し出しを始めて結構使ってます。20年くらいまでは、福岡の自宅や学校近くに貸し漫画屋さんがありましてちょくちょく借りてました。だって買ってたらお金も場所もきりがない!図書館も小学校のころ土曜の午後図書館にバスで30分かけて一人で出かける本ジャンキーだったのです。が、世の中的には「一人が好きな変な子供」だったろうなあ・・・・
さて、前回自転車を返して旅館に向かったあたりから。子供は明日から埼玉に帰省する準備があるので、というか、準備してないんか!とぼやきつつ「料理は食べる」というので一草庵さんにあとで来ることに。チェックインで2階の部屋に案内されると素敵なしつらえのカウンターが。
深川湾と美しい海岸を眺めることができます。が、食事は1階でと言われましたので、そのあとバーとかに変身して楽しめるのかしら?とりあえず汗だくなので風呂をいただいて、部屋にてごろごろ。あ、冷蔵庫などは部屋にありませんので注意。近辺にコンビニもないので自販機以外は前回でてきたみすゞ通りまで戻って買い物になります。私は学校近くのコンビニで買ってこちらに。
夕飯の時間ちょうどに子供が旅館にきました。「風呂は?」「もう入ってきたから大丈夫」5時から入れるんだとか。先ほど保護者会で部屋を訪問したときも洗濯物干してましたね。思った以上に時間をうまくつかってるなあ。おかみが「うちは部屋が古いんで料理だけはしっかりおもてなしさせていただきます」とご挨拶。その言葉にたがわない料理がずらっと並んでました。(ピントが甘くてすみません)
夕暮れの中で料理がスタート。釜めしと陶板焼きに火が入ります。すでに並んでいたのはそばずしや牛乳豆腐、そしてお刺身。釜めしは白身魚とウニ。陶板焼きは牛肉とキノコ。
豪勢なこと!ただ、好き嫌いが多い子供には勿体ないかもと思ったら・・・しっかり食べてる。寮生活で食事の幅がひろがったようですね。はじめはビールにしていたのですが、子供がしっかり食べているのをみて、こっちもしっかり飲むことを決めました。メニューから「獺祭お願いしますー」前日下関では買えませんでしたが、こちらにはしっかり備えてありました。
下関&仙崎旅行記(門司もあるよ) 第2回下関大丸にて海産物チェック - testedqualityの(県外の水産高校受験)の記録
やはり入りにくいので徳利ではだせずコップのみ。子供がうまい!と言ってるので安心して獺祭と料理に舌つづみを打ちながら、話を始めました。
「さっきサイクリングしたんやけど、学校前ウニだらけやない?あれ食べんと?」
「あれ『かすウニ』やけんたべんよ」
「え?採ると?潜ったと?」
「いや、釣るときに竿にひっかかるけん。たまに開けるんやけど、中身かすかすやけん食べられんよ」
「そりゃ残念。今日お刺身にウニでたからいいけどさ。これスンげーうまいから許す」
なんか、前回帰ったときまでそげな話一度もしたことがありません。したら絶対ブログに書いているはず(#^.^#) すごいじゃん!水産高校生っぽい。
「そんで、この旅館前の海岸むちゃくちゃ海きれいやねー!」
「ああ」「でも、学校の前(仙崎湾)と違ってウニはともかくアマモが全くおらんとよ。」
「こっち側(深川湾)は海岸にはなんもおらん。泳ぐにはよかけど、生き物は仙崎側のほうがいい」
この瞬間までアマモについて息子と話をしたことが一切なかったのですが、息子と普通に海の環境について会話が成り立ちます。初めて、子供が水産高校で勉強しているんだなと実感がわきました。
「で、xx大学希望で先生に話したけどいいと?」「おう」「もう家に戻ってこんのやねえ(*´▽`*)」「なんぞそれ?」
「じいちゃんの家にも逃げられんよ」「まあ仕方ない」
「じゃ母ちゃん稼いでがんばるわー」「たのんだ」「たのまれた」
「学校が受験させてくれるかは知らんけど。推薦でらんかもよ」「まあね」
「来月潜水士試験だっけ?」「おう」「勉強せんと」「やるよ」「危険物おちたくせに」
子供がひょうひょうと話をするのですが、勝手にこっちが楽しくなって酒をお代わりしました。炊き上がった釜めしは最高においしかったのですが、もう写真をとる余裕がありませんでした。
こちらも覚悟ができました。推薦での受験ができようと、できなかろうと好きなようにやるがいいと思いました。
※アマモについては過去 第5回6回でも紹介しましたがこちらを。
日本全国の水産高校を勝手に紹介 2014年度その2(四国編) - testedqualityの(県外の水産高校受験)の記録