てすてっど(testedquality)県外の水産高校受験の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

2022/06/03 2022年版勝手に紹介リンク作成しました。一部サイトでhttpのみの場合、そのままリンクしております。

Eテレ「会社の星」の 「海系女子」になごみましたー

こんにちは。1月18日 本日はセンター試験ということで我が家の受験生も準備中。このページに来てくれた水産系学科や海技士を目指す皆様、よく頑張ったので何とか結果をつかめるように最後まで気を抜かないで自分の全力を出し切ってきましょう。
ついでにいうなら、もう寝たほうがいいかと。脳は寝たときに自分の知識を整理して記憶するそうですよ。(現在0:00)

さて、今日は丁度つけていたNHKのEテレ「会社の星」というTVの「海系女子」という特集について。
「会社の星」はNHK名古屋放送局が制作している「働く人」をテーマにした番組。おさらいにある過去の放送をみると特に「組織で働く」ことをテーマにしているようです。

2013年9月に放送した番組「海系女子」は海に関する職業についた7名の女性が集まって仕事説明とトークを行っていました。
(私が見たのはアンコール放送だったようです)
丁度子供が水産高校へ帰ったばかりでして、家で他の子供と一緒に見たのですが非常に面白かったです。
職種もバラエティに富んでいて、スタジオには「養殖漁師」「シャトル船船長」「ダイビングインストラクター」「ライフセーバー」「水先人」「漁師」「セリ人」として働く女性たちが大集合。
私のブログでの分類である「水産系」「海技士系」はもちろん「生物系」もあり。水産高校の学科をすべてカバーしています。
この番組、30分と短いため全員の仕事ぶりのビデオは流れませんでした。残念。しかし「水先人の女性」がいることを知りかなり衝撃を受けました。

水先人は船を港湾で接岸させるための専用の職業。「水先案内人」と呼ばれるほうが一般的ですね。この「水先人」「海技士系」の経験が必須でかつ「海外航路での船長経験」が必須。つまり「海技士」になったうえで実務経験を積んで年齢を重ねた、最低でも30歳以上の人々がなる職業でした。
しかし制度改革で試験に合格することで「水先人」となれるように2007年に変更。この変更で「水先人」を目指し合格したのが日本初の女性水先人。西川さん。
Wikipediaにも西川さんについて記載されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%85%88%E4%BA%BA
これ試験って書いているのですが、水先人は担当したい港湾(水先区)の海図を何も見ないで正確に書くのだそうですよ。彼女は東京湾を書いたのだと普通にいってましたがありえないっすよ。
車運転するのに地図読める必要あっても書く試験はないでしょー。
彼女は東京海洋大学の大学院卒業後、さらに2年半勉強をして26歳のとき合格したのだとか。
水産系よりさらに女性が少ない「海技士系」なので苦労が必ずあるとは思いますが、仕事中の姿かっこよかったですよ。

さて他の方7名でのトークにて一番のポイントは「彼氏がいる方?」と聞いて誰も手を上げなかったこと(*´▽`*)
いや皆さんかわいい方ばかりだったんですよ。多分20代から30代前半です。
しかし「ダイビング中に助けたりして男性に頼られてしまって」とか「セリはおっちゃんばかりなので」とか「周りが親の知り合いばかりで出会いは無理」などのつらい現実が・・・
昔調査した記事にも書きましたが

testedquality.hatenablog.com


漁業センサスという水産省による統計調査によると現在漁業だと就労者の60%は40歳以上。39歳以下が20%くらいなんですね(残りは女性)出会いはなかなか難しいかなー。
勿論海技士系はさらに男性ばかりでしょうし・・・

「髪や肌が海で痛むので辛い」と言いながら頑張る彼女たちはかっこいいと思いました。一緒に見ていた子供もいいよねと好感触。
NHKはオンデマンドでみることができると思いますので、水産高校や海洋系大学を目指すなら一度見たほうがいいと思いました。やる気がでるよ!!

testedqualityとはCowboy BebopというアニメのDVDボックスに描かれた造語から。多分品質検査済みって感じ。