こんにちは。先日掲載したブログにコメントをいただきました。島根県は隠岐の島にお住まいの方からです。ブログの掲載されているサイトを見たのですが・・・センス良い雑貨がたくさーん!おいしそうな食べ物がぁ!!
隠岐の島での生活やお子さんの様子が綴られたブログが非常に興味深くて色々拝見させていただきました。同級生にはなれませんでしたが0.3%の水産高校生として今後も仲良くしてくださいませ。コメントありがとうございました。
さて、今回は水産高校へ進学を考える方へ水産高校から大学を目指す場合の課題などをまとめた文献をご紹介させていただきます。
水産高校や工業高校など専門高校から大学に進学する事例や課題についての考察の文献です。東京海洋大学では文献がWeb上で一般公開されていまして一度紹介したこちらもその文献のようです。文献は2001年のものですが、水産高校から専門性を推し進めるための大学進学についてデータをもとに詳細に分析されており示唆に富んでいます。特に【3–1. 大学進学における問題点 】については大学進学を考える水産高校生や 水産高校希望者はぜひご一読いただきたいのであります!('ω')mノ
大学進学は重要な手段であるが、そこには大き な障害がある。まず、カリキュラムが専門科目中心で進学に対応していないことがある。(中略) 普通教科を中心とするセンター入試受験は、学校、受験生双方に過重な負担となる。しか も、高校進学において、普通教科を苦手とする生徒が専門高校に振り分けられる状況があり、その負担を一 層重いものにしている。
これは、いまちょうど我が家が経験していることであります。情報処理系の専門高校から大学進学を目指す子供がおります。もう11月ですから普通科の方は授業はほとんど終わってセンター入試向けの勉強をやっていたりすると思うのですが、子供は入試勉強と別に専門教科の課題としてプログラム用の絵などの素材作成をしております。勉強は嫌いではない子ですが、普通教科が全部得意というわけでもないので負担は相応にある状態です。
また進学した後は普通科の学生と同じ内容を勉強するわけでその差分の負担も続くことになります。そのような逆境の中で進学を希望することは強い信念が必要になります。しかし一方 逆境の中にあっても、進学を希望する者がおり、彼らの専門知識、関心を生かして進学できる 手立てが求められる。ことから水産高校側でも進学を目的とした対策が各高校にて実施されています。隠岐水産高校のHP Q&A Q11によりますと
水産高校むけの推薦枠が水産系大学のほとんどに準備されています。このあたりはわたくしの過去ブログでも記載してます。
日本全国の水産高校を勝手に紹介 2013年度延長戦アゲイン(水産系大学編追加!)
日本全国の水産高校を勝手に紹介 2013年度延長戦アゲイン(水産系大学編 詳細その1)
日本全国の水産高校を勝手に紹介 2013年度延長戦アゲイン(水産系大学編 詳細その2)
日本全国の水産高校を勝手に紹介 2013年度延長戦アゲイン(水産系大学編 詳細その3)
もちろん進学向けの対策は生徒のためであるのはもちろんなのですが、もう一つ水産高校への入学者対策としても重要な役割を果たしています。実際に水産高校への入学者は減っているので進学先として魅力あるところにする手段としても重要なのです。
現在の水産高校や水産業ってどんなところなのさ? 政府統計データで調べてみる その1
ということで、一度この文献みていただければとおもいます。