てすてっど(testedquality)県外の水産高校受験の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

2022/06/03 2022年版勝手に紹介リンク作成しました。一部サイトでhttpのみの場合、そのままリンクしております。

仙崎&萩旅行記 その8 松陰先生と門下生の萩の方々

こんにちは。今日プールに行きました。初めての市民プール。まだ休みの方がすくないのかゆったりしてました。小学生だとまだスライダーあれば問題なしですね。しかしプールただ入ってただけですが、体はきちんと冷えたようで熱い屋外でも快適に歩けます。会社に水浴びとかシャワータイムあればいいんじゃね?と思うんだけどなあ・・・

 

さて、その7にて魚三昧をして満足した状態のわたくし。しーまーと前で市内観光向けの巡回バス萩まぁーるバス(http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/detail.html?lif_id=1300)その名も「松陰先生」を待っておりました。雨も小康状態になったのですが周りの山々は分厚い雨雲に覆われたままです。そこから10分ほど乗りますと「松陰神社」に到着します。(http://hagi-kankou.com/spot/73/) こちら吉田松陰を奉っているということで、よく考えると明治時代にできた新しい神社。URLの紹介を見ていただくとわかりますが、松下村塾の実物など国の史跡が大変多くあります。

松下村塾の本物をまじかで見たのですが、すごく既視感が。「昔のばあちゃんちだ」いや確かに明治時代の木造建物はこんなです。福岡の下町にあって五右衛門風呂だったんですよばあちゃんち。2間で土間付で自分が小さい時で100年たってたそうなので。増築部分の右側なければ間取りも一緒だし。

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国の史跡をばあちゃんちというな!と自分につっこみをいれながら、ここで将来の日本を憂い次の世代を育てようとした20代の人物とその意思を次いで勉学に励む10代のことを考えます。ここ開いていたのは2年程度。その後の日本を変える人材を排出していき、明治時代への流れを作ったのはわたくしが言うまでもないかと思います。

幕末ほとんど興味なく学生時代すごしまして、最近やっと歴史を勉強することを始めました。そんで最初単純に「なんでそこまで長州の人たちはそこまでやりきったのか?」という点が疑問だったんですよ。確かに九州にいると大陸というか他の国が身近ということはあるとは思うのですが、文久3年(1863)に留学させたり藩として行うこと自体考えられないと。ただ萩の場所に来て思ったのは、長州がすべてを自分で賄う前提で生活するのが当たり前だったのではないかということ。土地が非常に豊か。そして勉強熱心な人々。すぐに孤立する立地。だから国内などを頼ろうとはあまり思わなかったのではないかと思ったんですね。で、一生懸命やってんのに当時の幕府に虐げられたら反発するよなと。

で、長州と萩市の礎をつくった吉田松陰は、いまだ絶大な人気を誇っておられまして神社になっているのもそうですが、市内に住んでいる皆様すべての方が

「松陰先生」とお呼びになられます。

萩市ポータルサイトの紹介文(http://hagi-kankou.com/person/)もこのとおり。先ほどの巡回バスでは観光案内が流れますが、その中でも「松陰先生」で統一。松陰神社の前にあったのは

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「松陰先生」生誕祭で「松陰先生」の紙芝居です。西郷さんであっても、西郷先生と呼ぶのは昔の記録内です。龍馬さんとかに至っては龍馬と呼び捨てですよねえ。

萩市内でお話したバス停のご婦人たち、ホテルの従業員の方々、タクシーの運転手さん、念のため、皆さんそれぞれに対して松陰先生と呼んでいることいることをその場で確認してみたのですが、初めて指摘されたらしく「そういえば、そうですね。・・・でもほかの呼び方は考えられないです」といわれました。皆さん同様の反応なんですよ。 こんなに尊敬されている先生、なかなかいないかもしれません(#^.^#)  どうやら萩の方々皆さん吉田松陰先生の教えを継いだ者たち、高杉さんや伊藤さんと同じ門下生ってことのようです。

 

バス停で待っていたご婦人たちに松陰先生の話を聞いているうちに、空は完全に雨雲に覆われて雷が落ちだしました。時間通りにきた循環バスで城下町に移動しようかと思ったのですが、どうやら電車が止まっているとの情報をみつけたのでそのままバスでぐるりと東萩駅まで移動し、ことにしました。

萩市内バス観光状態で東萩駅に到着した11時には山陰本線は東萩から益田方面はすでに運休してました(7月28日の大雨は9時にはピーク)私は13時半の長門市方面に乗る予定ですでに車両は駅にあります(というか13時半まで他の電車はないんです!)しかも長門市から乗る予定の美祢線も朝に雨で遅延したことも判明。つまり、13時半の電車に乗ってもそのあと美祢線電車が動くか微妙な状況ということです。

できれば今日福岡に帰宅したかったのです。山陰本線だけでなく山口線も運休、262号などの道路も通行止めとなっているのが調べて判明。となると東萩駅から新山口駅へのバスも時間通りにいけるか読めない。ということで、駅で30分考えた末

「ここからタクシーで長門市に移動。12時47分発の長門市駅山陰本線みすず潮彩号に乗り下関へ」という移動方法を選択しました。雨が山、かつ山口線付近で発生しているため海沿いを走るみすず潮彩号なら止まることがすくないとの判断です。タクシー代で新幹線のれるなあとおもいつつ、駅前からタクシーを拾って萩を後にしました。実際にはタクシーの運転手さんが非常に良い方で、歴史好きだったので松陰先生の話でもりあがり大変楽しい時間を過ごしましたので、タクシーに乗ってよかったですよー。

ほんの1泊でしたけど十分萩が楽しかったので、次はぜひ家族できたいなあ!と心から満足した萩滞在でした。

 

testedqualityとはCowboy BebopというアニメのDVDボックスに描かれた造語から。多分品質検査済みって感じ。