てすてっど(testedquality)県外の水産高校受験の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

2022/06/03 2022年版勝手に紹介リンク作成しました。一部サイトでhttpのみの場合、そのままリンクしております。

柳川観光してきました その2 有明海の海の幸初体験

こんにちは。今週末は成人式ですね。このブログを始めるきっかけとなった、我が家の水産高校卒業の子供も成人式を迎えました。自分が親になって気づいたことは、成人式めでたいというよりありがたいという気持ちになることです。日々の生活がここまで積み重ねられたことが幸運以外のなにものでもない、それを実感するのが大人になることだと思います。でも大人楽しいですので、我が子にも大人を楽しんでもらいたいです。

では、柳川観光の続きを書きます。柳川随一の料亭旅館御花に到着して食事を待っているところから。まずは柳川の食事の名物について。今回利用している「柳川特盛きっぷ」では指定9店舗の切符専用オリジナルメニューからの選択となります。

お得なきっぷ(きっぷら)|西鉄沿線おでかけナビ

からの引用でメニューを紹介。御花は下記の通り柳川鍋とか有明の珍味にウナギのせいろ蒸し。実は柳川はウナギの一大消費地でありまして有名なのが「ウナギのせいろ蒸し」という料理。ウナギをごはんと一緒にせいろで蒸し上げるのが特徴です。

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横のかんぽの宿を選ぶと温泉に入れるので、どっちにしようか悩んだのですよね。こちらだとクチゾコと呼ばれる舌平目がメイン。うなぎと共に有明海でしか取れない海産物も柳川の名物です。こちらで有名なお店の一つが「夜明茶屋」そしてうちの両親おすすめ老舗のうなぎ屋が「若松屋」です。

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この9つのメニューすべて魚が入ってますので、魚ダメな方はこのチケットはやめて、川下りだけ付いているきっぷがいいと思います。が特盛きっぷと違って販売地区が限られております。この辺りちょっと不便ですね。ただ、きっぷとしては絶対おとく。ウナギせいろむし3500円くらいが標準ですので切符と川下りの値段を足しても十分元が取れます。親が「こんなきっぷあるんだったら車より得。駐車料金結構とられるんだよあのあたり」だそうです。

で、夜明茶屋さん「ムツゴロウ」という文字がありますが、はい食べます。あと最近エイリアンに似ていると有名になった「ワラスボ」も食べます。有明海の海産物解説は夜明茶屋さんのHPを見ていただくのがいいと思います。

mutugorou.co.jp

で、戻って準備ができた御花の食事処に入りました。食事がすでにテーブルにセッティングされていました。柳川鍋に火をつけていただき待ちます。

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 こちらの写真の小鉢、左右が有明海の珍味になります。右は「ワケノシンノス」とよばれるイソギンチャク!イソギンチャクを食べるのは日本でも柳川だけだとか。イソギンチャクの味噌煮です。これがですね、非常に美味しい。上品な味ですがうまみが強いんで子供達もびっくり。左側が赤クラゲの酢の物。こちらは噛み心地が昆布に近かったです。私たちの席は川下りをみることができるお堀近くでしたが、別方向だと有名な庭園を見ながら食事をすることができます。

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先ほどの花嫁さんたちの宴会は横の本館で行われていたようです。こちらの建物が邸宅をそのまま改造した部分だとのこと。素晴らしい建物です。

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さて、柳川鍋は沸いたところで自分で卵をいれまして完成。よく考えたら柳川と地名が入ってますが説明してなかった。こちらドジョウが入っております。これも全く臭みなく汁がすごく上品でしたので皆飲みきってしまいました。f:id:testedquality:20171228125307j:plain

柳川鍋を堪能していたところにウナギのせいろむしが登場。このブログで何度か書きましたが、うなぎはこの数年食べるの避けてまして、このまえナマズと食べ比べたとき以来です。

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初めて観光で今回柳川に来たのですが、親は毎年柳川にデートしているそうで大好きなんですって。そこで親が「うなぎのせいろむしは、うな重とちがう食べ物。あれがいい」と常に私に言うのです。その味を今回初体験。

あああ、これは違う食べ物だ。実は子供たち、長年うなぎは苦手でしたがおそるおそる食べて「これはうまい!」と喜んでます。うな重との違いはごはんとの一体感。蒸されたご飯と蒸されたうなぎのふっくらした食感と、ウナギの脂がごはんに回っているため味がまとまっているのですね。

昨年の土用の丑の日にナマズ=パンガシウスを食べたとき、もう少し身が柔らかい感触になったら売れるんじゃないかと思ったのですね。かば焼きの代用ではなくてこのように一緒に蒸したらきっともっとおいしいと思いました。testedquality.hatenablog.com

ということで、食事の後にデザートをいただきながら、ウナギをどうにか食べ続けられるようにないと柳川がつぶれてしまうけんねぇ・・・と思いました。それから有明海も水質悪化させんようにするも考えないとと、おなか一杯になりながらせいろ蒸しを次回は安心して食べられるようになってたいと思ったのです。

あと夜明茶屋に代表される有明海にしかない独自の生き物たちについては、私たちはいきそこねましたが水族館があるそうです。こちらも環境悪化による絶滅が心配されているのですね。環境問題に意識をもった若者たちが運営しているそうです。

食事も終わったので、おちついて館内を見学。一望できる場所からみると改めて庭園が美しい。右側のお堀とあわせて春夏も美しいのでしょうねえ。

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通路には柳川の名物「さげもん」がたくさん。ひな人形と一緒に飾る手作りの人形たち。かなり細かく刺繍されていて、各家庭で作っていたと聞き、手芸が苦手な私には気が遠くなりそうです。

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館内を自由にみることができますのですが、意匠が素敵です。一番お気に入りだったのはこの天井と絨毯。絨毯は庭の花々を取り入れ華やか、そして上がレリーフは珍しいかと。絶対ここダンスホールだったでしょうねえ・・・

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御花から近辺を歩くと、こんな川堀でも舟にのることができます。魚屋さんなどもありまして、海の幸をお土産に買って帰ることも可能。

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こちらの近くに、駅までのバスが来ます。今回は次の予定がありましたのでバスで戻りました。タクシーだと1200円くらい。歩くと1時間ですね、船のコースを戻る形になります。

ということで柳川の観光が続くためにも水産業なんとかせんといかんことがよく分かった&とっても楽しかった柳川観光でした。お土産はエイリアンこと「わらすぼ」の干物。このまま食べられます(^^

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testedqualityとはCowboy BebopというアニメのDVDボックスに描かれた造語から。多分品質検査済みって感じ。