てすてっど(testedquality)県外の水産高校受験の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

2022/06/03 2022年版勝手に紹介リンク作成しました。一部サイトでhttpのみの場合、そのままリンクしております。

魚をずっと食べたいから数年我慢します。高楊枝くわえてさ。

こんにちは。今日初めて鯖の塩辛を食べました。突発的に夕方店に入りまして(^^夕飯前なので少しだけ。数年前鯖について調べていた時に知った鯖の塩辛。こちら島根県浜田市の漁師料理だそうで今日食べたのは1年ものでした。鯖を骨ごとぶつ切りで塩につけただけなのに芳醇な香り!日本酒と合って本当に美味しいかったです。

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日本酒は鯖に合わせてお店に選んでいただいた2種類。天狗舞山廃純米はマスカットのような華やかな芳香にまろやかな飲み心地。久礼(くれ)は高知。こちらは力強い辛口で鯖のうまみに負けない米の強さ。鯖の塩辛は骨だらけなのでごはんに乗せるとかは無理。行儀悪いんですが小骨や鰓を手に持ち、歯でしごくように食べました。お店の方に聞いたら「皆さんそうしてますよー」っていうので途中からは堂々と。

あと例年通り長門市にふるさと納税したため、お礼のとらふぐが届きました。昨年より小さくなったのは総務省の指導に従ったためのようです。お手紙が入ってました。いや寄付の位置づけなんでもらえるだけありがたいんですよ。おいしいもん。

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こちらは子供たちが「皮がうまい!」と喜んで完食。そういやフグの皮を食べられるようにしたのは仙崎の干物やさんなんだと年初のTVぐるナイで知ったのでした。一年たつのが早いですね。testedquality.hatenablog.com

こんなで今年1年魚をありがたく頂いてきましたが、今年日本の魚をめぐる状況は、豊洲市場しかり、マグロの漁獲規制がうまくいかず国内でもめたりとあまりいいニュースはありませんでした。 そしてこのような状況が、国内で広く知られるようになったことで「魚やばくね?」という認知になったことは(コンセンサスを得たというのですかね)残念ですが良かったことではあるかと思います。

日本でもう魚が食べられなくなるのは時間の問題なのか、規制などはどうしても出来ないのか、一時的に漁業が出来なくなることが難しいのかと思っていましたが本日日経でこのような記事が。

水産庁、外国漁船の取り締まり強化で新組織  :日本経済新聞

漁の自粛など資源管理に計画的に取り組んだ漁師に対して収入の減少分の補填を充実させるなどし、「安心して資源管理に取り組める環境を整備する」(水産庁)ついに資源管理本格化!実行してほしいです。

2017/12/16 20:30

 この記事には資源管理に対して補償金への言及がでています。この点今までの規制では出てきていない点で、海外だと規制の取入れと一緒に行っている施策です。一時的に漁ができないのですから、努力だけでは無理なのになぜか今のマグロ規制でも補償金や補助金はありませんでした。今回ニュースにこの一文がでたこと、結構驚いてます。きちんと補助金を出して規制をできることを各国にみせていただきたいものだと、本当に期待しております。

ただ規制が厳しくなることで、魚の値段が上がり、今以上に食べられなくなる時期が出てくると思います。回転ずしとか難しくなるかもしれません。鯖の塩辛も高級品になるかもしれず。それでも未来で魚食べられるように、水産業が続けられるようにしていただきたいです。

この規制、有効性については何より最近の実例があります。

testedquality.hatenablog.com

いま日本で漁業規制では魚が増えないという人には、この事実を知らない方も多いからだと思ってます。最近子供のバイト先で頂いたアンコウの肝美味しかったなあ。もしかしたらこれも規制で食べられないことが出てくるかもしれないけど。でも頑張ってる水産高校の生徒たちを知ってるから、魚がいなくなったからという理由で水産業が国内から無くなることだけは避けたい。この海なし県にいてできることは何か、改めて考える師走となりました。

testedqualityとはCowboy BebopというアニメのDVDボックスに描かれた造語から。多分品質検査済みって感じ。