こんにちは。先週まで関東も非常に寒かったのですが今日は久しぶりに布団を干すことができました。私は福岡出身で関東以北は住んだことがないのですが、雪が積もる地方は布団が一定期間干せないんですね。数十年前会社にいらした北の方に聞いた時、非常に驚いたのです。その方は気仙沼出身で「かやぶきの実家は朝起きると布団の端が凍ってるんだよ」って言ってたのを思い出しました。温かいってありがたい。
さて今回は今年に入って見つけた水産系ニュースを並べてみます。
まずは新年恒例のマグロ初セリでの高値競争。その裏での漁獲減かと思いきや、消費減少というタイトルに。年末年始に毎回出てくるマグロ漁師の密着番組でも有名な大間は今年極端に不漁だったそうですが、保護しないといけないときなのをわかっている消費者が買わないのではないかと、漁業関係者側が流れを読めてないのではないか、と少し感じました。
さて続いては、沼津で行われているアジの養殖のニュース。
養殖の本当の美味しさを知っていますか?あじの養殖日本一の沼津内浦「いけすや」で「天然>養殖」の先入観が見事に崩れ去った - みんなのごはん
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養殖のアジは初めて聞きました。
2017/01/24 21:43
鰺といえば、全国で釣れる大衆魚のイメージだったのですが、養殖することで儲けが出ているってことですよね。これ食べてみたい!今年の目標は、伊豆の漁師の友人に会いに出かけて静岡で魚三昧です。
そして最近日本に店舗を展開したフランスのピカールという冷凍食品メーカー。イオンが提携しているんですが、扱ってるのは都内の一部店舗のみ。実は冷凍食品好きなので気になっていたのです。そしてカツオのたたきがあるんだとか!
フランス冷凍食品で話題のピカールの「カツオのたたき」食べてみた!
確実に海外であったらたべる。安心。すごいな!ピカール。
2017/01/28 14:53
オンラインショップを今回みつけたのですが、まあおしゃれでお高め。Oisixより高いのね。けど商品は魅力的。ここにはカツオのたたきはなかったです。海外だけかな。
Picard(ピカール)冷凍食品 Online Shop トップページ
あとは山口県は萩の漁師軍団というタイトルに引かれたこちらの記事。
萩は子供の水産高校に保護者面談のとき宿泊したことがあります。「しーまーと」という全国的に有名な道の駅がありまして、訪問したら大興奮した思い出が。
この「しーまーと」横は萩の漁港と魚市場です。そこで漁業経営の悪化を改善しようと、山口県漁協大島支店に所属する、まき網船団の3船団をまとめて法人化を行った「GIBULI(ギブリ)」の社長さんが坪内知佳さん。その方のインタビュー記事です。自分の出身地でない場所でシングルマザーで社長になる。そのバイタリティと思いを読んで、地方の活況は「自分たちが何とかする」という思いや行動以外にないのだな感じました。
最近は地方への移住を各地で推進する活動を見かけますが、少なからず「安い労働力が欲しいだけでは人は来ないよね」と感じる内容を見かけますし、一方で「コンサル土地の人だましてるんじゃないの?」と怒ることもあったり。
山口で子供が進路指導を受けたとき、先生が「同じ職種でも関東なら1.5倍は給料がちがいます。だから一度ご自宅に戻って進学か就職をするのをお勧めします」と私に告げられました。きっと心からの助言だったと思います。そして地元である他の子供たちには言えない助言でもあります。
若者はきっとそんな大人の思いや世間の状況を見ていると思います。2015年東京への20-24歳の流入率は2010年よりもさらに上昇。
東京の年齢層別の転入超過率。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2017年1月26日
若年期の流入の山が高くなってるじゃん。 pic.twitter.com/8kyak01BXL
もし、ある場所を活性化させるなら「自分たちで積極的に稼ぎ出す」ような動きが必要なのだと思います。それは会社であっても、地方であっても同じです。ただ圧倒的に首都圏のほうが有利なので、地方はその活動には作戦が必要ですね。
ちょっと長くなりましたので、次回各地の水産高校での産業化活動について、ご紹介したいと思います。各地に独自の活動を行う水産高校があるのですよ。