こんにちは。
さて、みなさんには当ブログへ検索サイトから訪問していただいている方が非常に多いことがわかっております。ホントありがたいことです。少しでも皆さんのほしい情報にたどり着けてますかね?そんな皆様のキーワードをみていたら「漁業って儲かるの」という気になるワードを発見。
今年の漁業系ニュースで「儲かっている」って言葉だと注目するのはノルウェーなどの海外の漁業。日本では勝川俊雄さんがブログで「資源をきちんと管理すれば漁業が儲かる日本の実例」として挙げていたのが北海道のホタテ漁で平均収入が1000万を超えて安定した例とか。
平均年収260万から”儲かる漁業”への転換を実現せよ―勝川俊雄氏が語る”日本漁業復活の方程式” (1/4)(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス)
で実際はどうなんでしょう?早速いろいろ検索してみました。
まず日本の水産業の基礎情報といえば漁業センサス。漁業センサスについては過去のブログにて紹介しておりますのでこちらを。
こんにちは。本日は水産高校のHPより。山口県立大津緑洋高校の水産キャンパスにて「少年水産体験教室」参加者募集がはじまりました。(こちら女性もOKなんですが、少年...
この漁業センサス前回の2008年確定値と解説が農林水産省のHPに掲載されています。http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/fc/2008/kekka_gaiyou.html
このなかでのExcel統計表の30P「 漁獲物・収獲物の販売金額別経営体数」から各経営体の販売金額がわかります。これを年収として平均をとると約260万となります。これが安いのは、就業者平均年齢が60歳を超えていることを考えればわかるかと。この点については県別も同時に統計に表れているため、発表当初各地方新聞の記事になりました。
そのため漁業の収入アップは大きな課題でありまして、水産庁は「漁業構造改革プロジェクト」をNPO団体に委託する形で行っております。
とはいえ、水産庁の業務委託で行っている「漁業構造改革プロジェクト」の進捗を見るとほとんど省力化と魚の高付加価値付与ばかり。水産資源保護も目標にあるのに活動がないように見えます。来年度には必ず入れてほしいなあ。
まあどこでも全部がだめなわけではありません。
でのでてくる方々やちょっと古い2006年の資料ですが
の全国儲かっている漁業事業アンケート結果をみるとやり方を考えている人たちはきちんと収入をえていることがわかります。(ちなみに・・・これ誤って表示されているのかな?PDF)だから正直平均収入が「儲かってない」からといって就職しないのは間違いだなあと思いますよ。
実は5年に一度のため今年2013年はセンサス実施の年。 http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/fc/index.html さかなクンがポスターに登場しております。さかなクンといえば「あまちゃん」でも大活躍でしたね。
さかなクン 岩手・久慈市の水族館再開に協力(スポニチ・2011年9月12日) http://t.co/Zv6MnyOKau #あまちゃん 実話に基づいてる。
— MMA_IRONMAN (@captude71) 2013, 9月 19
この5年で水産業をめぐる環境はあまりかわらずだと思っていましたが、この数か月で大きく地殻変動が起こっているような気がします。水産資源管理への新聞社説での言及など今まではなかった動きです。
なんか、こういう社説が増えてきましたね → クロマグロ 資源保護は日本の責任だ #西日本新聞 http://t.co/M3sjWAriw8
— 勝川 俊雄 (@katukawa) 2013, 9月 18
漁業センサスに、そのあたりが今年反映されるのは難しそうです。でも、水産高校を目指す若者に自分ができることはなにかないかなと親の勝手な応援ついでの水産業ウオッチは続きます。今度水産高校の先生方にもきいてみたいなあ。
「儲かりまっか?水産業?」