読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

testedqualityの(県外の水産高校受験)の記録

県外の水産高校受験を記録し始めて、勝手に水産高校と水産業を応援するブログになりました。

日本全国の水産高校を勝手に紹介 宮城県水産高校「それいけ、水産高校」を読みました

こんにちは。このたびSurfaceRTを購入しました。10.1inchと小さい画面のPCは初めての購入です。目が悪かったのでいままで小さい画面は使ってこなかったのですが、最近老眼が進んだら逆に目がよくなって小さい文字に耐えられるようになりました。それだけ以前の眼が悪すぎた*1 SurfaceRT膝に置いてもかるいし全く熱くならないのでいい感じです。

 

さて、水産高校や水産大学の勝手に紹介シリーズのその1北海道東北編での紹介のため 宮城県水産高校HPを探索しているとき、学校生活をかいた本が紹介されているのを発見しました。その本は「それいけ、水産高校!」リンクは販売元Amazonでも買えます)宮城県水産高校 平居高志教諭がHPのブログに掲載していた内容をもとに構成された本で2012/11に発行されています。勝手に紹介時に取り寄せていたのをやっと本日読了いたしました。

著者の平居先生は、宮城県の普通科でずっと国語教諭としてすごされていたところ、平成22年に水産高校に移動されてきました。そこで外からではわかりずらかった「水産高校」で行われている様々な内容に驚きながら楽しまれて、かつ「もっと進路を決める時の選択肢として水産高校をしってもらうべきだ」ということで出版された本です。

 

HPにある他の先生のブログもそうですが、先生達の文章がうまい!今まで知らなかった水産高校の授業内容や生活の様子が、ほんと楽しそうに手に取るように生き生きと描かれています。また、就職率の良さを誇る理由や生徒たちの授業内容がかなり過酷なこと(資格をとるため休日、長期休暇が使われて集中特訓が行われるのはあたりまえ。航海やカッター船授業に参加された先生がグロッキー状態になったりする様子が描かれています)就職や見学などで地域と深くつながっている様子などが、水産学校の人々への尊敬のまなざしを持って書き記されています。

この本で先生が「学業に自信もないし目的もなく普通科にいくなら就職を考えて水産高校を選択したほうがよい」と書かれている点にはわたくしも賛同します。ほとんどの水産高校は就職率は昨年度も100%を保っています。今までブログで紹介したとおり、水産系船舶系とありますが、学科は違えど地域産業と密接につながり、そこにふさわしい人材を育てることを第一としている水産高校だからこその理由だと思います。山口行った時も生徒数に対しての施設規模に「お金かけて育てている」のは実感できました。それは水産学校が地域産業の担い手を育てる学校であると県が認識しているからです。やる気があるのならいろんな資格を取れますし、就職先も水産系や船舶系以外が多数あるのです。ホント偏差値とか関係なく中学生は一度水産系を選択肢に入れたほうがいいと思うですよ。

 

同時に水産高校の不人気なのはなぜか?を先生が考察していく様子も大変興味深かったです。各地合併や併合により水産高校自体の名称が減っていることはブログで調べてから実感しましたし、各地の合格発表と定員との割合をみると1倍を超えるところが少ないことも知っています(実際に全国を調査したわけではないので、集計してみようかとは考えています)

わたくしも理由をいろいろ考えましたが、やはり「水産高校=まぐろ漁船にのる」のイメージがなぜか一般的に広まっていることだと思います。子供が水産高校に進学したことを説明するたび「まぐろ釣るの?」とか「遠洋漁業にいくの?」と聞かれます。今年はNHK朝ドラ「あまちゃん」のおかげであまちゃんの学校みたいな潜水とか勉強してる」と説明しやすいですが、それでも「お子さんお金貯めるんだ!」とおじさま方に毎回言われるのは面倒でございます(*´▽`*)

本にもでてきますが水産高校からの就職で実際に水産系に進む生徒は10%程度のこと。このイメージを払しょくしたい学校にとって掲載された船に関する新聞記事が波紋を起こす様子は、置かれた立場の難しさを象徴していると思いました。

 

もう一点、本のサブタイトルが「驚きの学校生活と被災の記録」となっておりますとおり、日本大震災当日からの学校の様子も詳細に書かれています。今年になってやっと校舎に戻ることができたばかり。勉強体制を先生たちが悩みながら作りだし、生徒たちが苦労しながら海に通う様子は漫然と生活している自分を恥じる気持ちになります。

ぜひ、この本を多くの人に読んでもらいたいなと思います。おすすめです。

*1:+_+